前回の投稿から3週間近く経ってますね 前回の投稿直後に少しだけボタンを使ってくれてる感じ??というのはあったんですよ。

↑夜にもらう噛み噛みおやつの総称、Chew Chewを押してるアビちゃん。

他にも、OUTSIDE、PLAYも押したんですよね。でもどれも偶然だったのかなぁ・・・?

その直後から、再び全く関心を示さなくなってしまって。唯一GOHANとChew Chewだけは押します。どうも食べ物関連じゃないと押したくないっぽいのかな??どうなんだろう? またもやドツボにはまりつつあるアビちゃん家でした

自宅がすごく狭くて、遠くから話しかけるってことはほぼしなくても数歩歩けばお互い目の前にいる状態でもあるし、普段のコミュニケーションの仕方で既に解ってるよね???ってアビちゃんからの圧がすごいです(爆)いつかボタンが効力を発揮する時は来るのだろうか!?それとも、教えようとしてる言葉がアビちゃんにとって特別感が薄いのだろうか・・・?とか思って、新しい単語を追加してみたりもしました。

はてさて、どうしたもんかなぁ?

うちの事情は置いておいて、ここ数週間の内にAACボタンを使ってる日本人の方をインスタで発見!!!コミュニティにお誘いしたら入ってくださったので、私は小躍りして喜んでいます ボタンを使ってみようと思ってる人って、愛犬とコミュニケーションとりたい!もっと関係を深めたい♫と望んでる方ばかりなので、なんか嬉しいです。その分、世の中に素敵な動物&人間の関係図が増えてくってことだよね〜!!と思っています。

他にも、ずっと以前からフォローしてたトレーニングに熱心な飼い主さんに思い切ってDMでボタンを紹介してみました!(FluentPet社の回し者ではありませんが・・・笑)そしたら、ボタン買ってくれました(売れたwww)

その方もコミュニティに来てくれると嬉しいけど、どうでしょうか?乞うご期待!?


さて、ハンガー氏の著書の続きについて触れたいと思います。次はチャプター7でしたね。前回ステラちゃんが初めてボタンを自ら使った後のことが書いてある章です。

(今回はかなり意訳で失礼します)

ステラちゃんは引き続きボタンの前を行き来したり向かって吠えたりとしてたそうです。その際は口頭で「なぁに?どうしたの?」みたいな感じで問いかけをして、ボタンの利用を促したようです。

また、スピーチセラピーでは、学習者に問いかけた後、10〜45秒間待つと学習者が反応しやすいという研究結果があるそうです。間をとることで、学習者が考える時間を与えるような感じです。(注:ちなみに本家のコミュニティでは2分くらい間があることもあるって人も居たので、対動物の場合はもっと長い時間が必要なのかもしれません。犬は前頭葉小さいですからね、色んな物事を組み合わせて状況判断するっていうのは人間みたく瞬時にできなくて当然と言えば当然ですね・・・。)

ステラちゃんの次の言葉はWATERだったようです。ほどなくして、OUTSIDEを自発的に押したそうです。催促なしで押せたことにハンガー氏はとても驚き喜んだそうです!そこからステラちゃんのラーニングカーブがぐっと上がったというか、自信がついたせいか、PLAYも使い始めたそうです。

さらに、OUTSIDEはそれまで裏庭へのドアの側で裏庭に出るために使っていたそうなんですが、ある日、前庭を指してOUTSIDE!と押したそうです。教えたわけではないのに、ステラちゃんが独自に汎化して言葉を使ったことになります。(すごすぎますね!!)

さらに、ステラちゃんはハンガー氏が観葉植物に水やりをしてるのを眺めていたと思ったら去って行き、WATERとボタンを押したそうです。てっきりお水が欲しいのかと思って見に行ったら違って、自分がしてた行為に対してステラちゃんが「水」と言ったのだと解ったそうです。(震えますね・・・!!)

その後、家族旅行で湖畔の別荘に滞在した一家は、ステラちゃんを湖のビーチでオフリードにして歩かせたそうです。すると、コマンドの練習なんてほとんどしたことないステラちゃんが、ちゃんと「待って!」という言葉を聞いてピタッと止まって、とても聞き分けが良かったので驚いたそう。(ちなみにこの時4ヶ月くらいです!)

そこでハンガー氏は『犬も状況的に納得がいくから反応したのだと思う。知らない土地で人間から離れすぎて、待てと言われたから待てたんだろう。それに、普段からボタンのモデリングをしてる事でステラちゃんが伝えたい事に注意を払っているので、ステラちゃんも私たちが話してる事に注意を払ってくれてるんだろう。』と思ったそうです。

(↑これは何気にすごく重要なポイントだと思います。AACボタンのみならず、ドッグトレーニングとか人間関係とかにも当てはまると思います^^)

また、ハンガー氏はこうも言っています。『私はAACボタンを使おうと思った時、"スピーチセラピーの介入をステラに応用したらどうだろう?"と考えましたが、"どうやったらステラがボタンを押してくれるだろう?"とは考えませんでした。』

スピーチセラピーの観点からは、先にボタンを押すように教えたりとか、ボタンを押したらおやつとか、ボタン自体に意味づけができていない状態でボタンと触れあう事は特にしない方がいいとも語っています。(本家コミュではボタン押す行為を教えよう!とあったけど・・・ちょっとチグハグですね。どっちがいいんだろう???)

TAKEAWAYS FOR TEACHING YOUR DOG

犬に教える際のポイント(chap.7) 

https://www.hungerforwords.com/book/

  • 長く間をとる。

モデリングしてる言葉やボタンに犬が興味を示し始めたら、間を十分にとって、学習者が今何が起こってるのか?どんな言葉だっけ?と考える機会を提供しましょう。もし学習者が何かコミュニケーションしたげにしていたら、最低15秒は待ってあげてください。そして学習者がボタンの方へ行こうとしてたり、見てたりしたら、更に待ってあげてください。それでも何も起こらなかったら、口頭で「どうしたの?」とか催促してみてください。

  • ボタンを自発的に押す前に、しばらく催促が必要かもしれません。

引き続き十分に間を取り、「どうしたの?何が欲しいの?」など話しかけたり、ボタンを指差したり、近くに立つなどして犬がボキャブラリーを築いていくのを助けてあげてください。仮にボタンを使えるようになった!と思っても、しばらくこういった催促が必要な場合もあります。

  • モデリングしてる単語をいろんな状況で使ってみてください。

学習してる単語をいろんな状況で聞くことで、汎化が進みます。

  • 犬は本能的にコミュニケーションをとるものです。

ボタンを押した事に対しておやつなどの報酬を与えたくなるのはわかりますが、ぐっと我慢してください。(ボタンの意味がおやつでない限り)教えている単語の意味に沿った事をやりましょう。

  • 要求すること以外のコミュニケーションの目的にも注目しましょう。

貴方の犬は、取り巻く環境での何かを表現したり、何が起こってるのかを説明したいと思っているかもしれません。

(意訳終了!)


あぁ、なんか纏めながら思ったけど、ますますウチの状況がカオスに見えてきました!!!どうしよう・・・そもそもアビちゃんにボタンを押せや!!と強要するのはお門違いというのは解ってるのに、押して欲しくてたまらない私!!そしてボタンを使って何をしてもらいたいのか・・・もっと積極的に意思や要求を伝えてもらいたいです。なんかいつもソファにポテッと寝てるアビちゃん。遊ぶ(トレーニング)する時とかは元気になるんだけど、もっと遊ぼう!とか誘って欲しい?誘われすぎると逆にウザいのだろうか(苦笑)?普段の生活に満足してると括ってしまえばそれまでなんだけど、なんかちょっと寂しいような。AAC学習を通して愛犬との関係性を改めて見直す機会になっています。何だか考えすぎて頭が混乱しそうなので、とりあえず楽しければいいか!という軽い気持ちで行きたいと思います

(追記:最近はアビちゃんは『おかーさん、それ押してね!』って感じがする。今後使えるようになるための前兆だといいんだけどなぁ・・・。)

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